第3章 ドルフィン*Dolphin*
<雅紀×潤>
雅「んっ…」
雅紀の唇から甘い吐息が漏れる
潤はそれが嬉しくて
何度も雅紀の唇に自分のそれを重ねる
雅「ん…ん…っ…」
キツい体勢をとっている潤の躰を
そっと雅紀の腕が支えると
その腕に身を預けるようにして
潤の開放された腕が雅紀の首に回った
潤「はぁっ…雅紀…雅紀も脱いで…?」
潤は雅紀を見つめる
潤「俺だけじゃやだよ…雅紀のこと…触らせて…」
潤がするりと腕を解いて
雅紀のシャツの中に潜り込ませると
雅紀の躰がピクンと跳ねる
潤「一緒に…気持ちよくなりたいよ…」
雅紀だって当然潤と同じ快感を分けあいたい
ゆっくりその肌を感じたい
でも
やっぱりそこにはまだ不安があって…
潤の躰を腕で支えたまま
見つめ返していると
潤「これからいっぱいできるんだから…」
そう言って潤が微笑った
雅「潤ちゃん…っ」
思わずぎゅっとキツく雅紀が腕に力を込めると
潤「んっ…苦しいよ…」
軽く身を捩りながら潤が雅紀の服を引っ張った
それに従うように雅紀が服を脱ぎ捨てる
晒されたキレイな躰に潤の手がそっと滑ると
雅「ん…っ」
雅紀が熱い吐息を吐きながら潤を見つめた
その瞳には涙が浮かんでいる
雅「潤ちゃん…焦ってごめんね…ずっと一緒にいようね…あいしてる…」
潤「ん…俺もあいしてる…ゆっくり…シて…」
潤が少し恥ずかしそうに言うと
雅紀の唇が潤の顔に落ちて
そのまま躰の上を滑った