第2章 ナービー*Nabi*
Kazunari side
一緒に…気持ちよくなれた…
そんな余韻に浸りながら
潤の腕に包まれて
呼吸を整えた
潤「はぁっ…かずなり…大丈夫…?」
潤の方が辛いはずなのに
俺を気遣ってくれる
躰を起こして
潤のナカから塊を引き抜いた
潤「あっ…んんっ…」
潤の躰はびくびくと揺れて
少しだけ潤んだ瞳が俺を見上げていた
和「じゅん…ありがと…」
いっきに力が抜けて
潤の隣に突っ伏した
潤「かず…?大丈夫??」
潤が俺を抱き寄せて
何時もみたいに頭をポンポンと撫でてくれた
よくできたね…と言われてるみたいで
なんだか嬉しかった
和「あの…少しは…気持ちよかった?」
恐る恐る聞いてみた
俺は気持ちよかったけど…
潤はどうなんだろ…
イってくれたけどそれは生理現象で…
気持ちよかったのとは違うかもしれない
いろんな考えが頭を巡った
潤「もちろん…少しじゃないよ?…すっごい気持ちよかった…カズが気持ちよくしてくれたから…」
更に腕に力をきゅっと抱きしめてくれた
もぞもぞと躰を捩って
腕の中から潤の顔を覗いた
ニッコリ可愛い笑顔が
俺を見下ろしていた
しばらく潤の腕に包まれていると
眠くなってきて…
スッと眠りに落ちそうになった時…
外から聞きなれた車の音が聞こえてきた
和「あっ…!!」
潤「ん?」
和「かぁさん帰ってきたっ」
潤「えぇ⁉」
2人で慌てて飛び起きると
ウエットティッシュを大量に消費して
躰を拭いて急いで服とベッドを整えた