第3章 3
Kazunari side
和「ああっ…さと,しっ…ぁあああっ」
衝撃と快感で仰け反る躰を
しっかりと支えられながら
互いの間に白濁液を飛ばした
智「あぁっ…か,ず…なりっ…んっぁあ」
ほぼ同時に俺の中にも
熱が打ち付けられる
俺の中でビクビクと揺れる
智の熱を最後まで感じ取って
そのまま智の胸へ躰を沈めた
智「はぁ,ぁ…和也…大丈夫?」
絶頂の余韻で力の入らない躰は
跳ね,揺れるのを止められない
智「和也…」
俺の中から智が出て行く
和「ぁあっ…やぁ…」
離れたくない…そう手を伸ばすと
ギュッと力を込めて抱きしめてくれる
智の腕の中で愛を感じれば感じるほど
こみ上げてくるグチャグチャな感情を
抑えることはできなかった
和「っ…ぅぅっ…バカっ…バカや,ろっ…」
嗚咽も止められず,涙が溢れ出る間
抱きとめられている胸をドンと叩く
何度も何度も叩いた
智「っ…ごめ…っんん…」
謝る口を塞ぐ
貪るキスの合間に「好き」と「愛してる」をできるだけ詰め込む
智に喋る隙は与えない
和「好き…バカ…っんん…ごめん,ごめんね…智…愛してる…」
涙と共に全部グチャグチャに吐き出した
和「…馬鹿野郎っ」
ドンと胸を突いた拳をぎゅっと握られる
智「…ごめん…ごめん…」
智の瞳からも涙が零れていた
和「一緒に…居る…俺も償うから…
だから…俺だけを,抱いて…愛して…」
返事は聞かずに
智の顔を両手でつかんで
もう一度深く唇を合わせた
この人は,俺だけのモノ
もう…誰にも触らせない…
俺が「嵐のリーダー,大野智」を
守るから