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大野さんのバカ

第3章 3


Kazunari side

中と前と…同時に攻められて
もう言葉を繋ぐ余裕がなくなった

登り詰めていく躰を
緩急をつけてコントロールされて
何も考えられなくなっていく

智「かずなり…,イきたい?」

そう聞かれて
頷くことしかできない

快感に揺さぶられて
俺の中からあの女のコトが消えていく

智「和也だけが欲しい…」

その言葉に鼓動が高鳴った

欲しい…

俺も智が欲しい…

智しか,いらない…

智「それでも,いい…?」

俺の方をまっすぐに向く
智の瞳に包まれて
やっぱり,愛されているんだと感じる

思い返しても
俺を見るこの瞳が曇ったことは
一度もなくて

どんな時でも
俺だけを見ていたんだとわかる

だから…

和「智…俺を,抱いて…」

俺も…あなたに愛を返す…
もう二度とバカなことを
繰り返さないように…

智「ありがとう…」

俺の言葉に,一瞬瞳が大きく開いて
すぐに優しく細められた

智の熱い塊があてがわれて
ゆっくりと…でも確実に俺を満たしていく

智「っ…和也っ…はぁっ…」

俺を呼ぶ余裕の無い声

奥までいっぱいになった智の熱

ポタポタと落ちる汗

躰全部で智を感じて

再び俺の瞳からは涙が溢れて
止まらなくなった
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