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大野さんのバカ

第3章 3


Kazunari side

ローションを取った智の手を止める

和「そんなもの,使ってないでしょ?」

智「…だって…」

戸惑う智に笑って見せる

和「便利だよね…勝手に,濡れるの…」

智「かず…」

和「早く,シて?」

かぶりを振る智の首に腕を回して
唇を塞ぐ

もう,やけくそだった
自分でもなんでこんな事をしてるのか
わからなくなっていた

自分の言葉に
自分が傷ついて…心が抉られていく

あの女と自分を比較すればするほど
息ができなくなるほど苦しい

それでも…やめられなくて
胸が痛くて,苦しくて…

いっそ躰もめちゃくちゃに
痛めつけてもらえれば
この奥から湧き上がる痛みからは
逃れられるんじゃないか…

そう思うのに

智の愛撫は優しくて…
余計に俺を苦しめる

涙を流しながら許しを請う智

それでも俺は
もう,後戻りできない

そんな俺のことを
悲痛な表情で見下ろしながら
脚を高く持ち上げて蕾に舌を這わす

和「ぁあっ…や…ぁ…ぁあ…」

熱い舌が内壁を擦る
そのたびに腰が揺れて
触れられていない中心が熱を帯びる
蜜を垂らす自分とあの女を重ねて
嫌悪する

和「ぁあっ…そ…なこと…も,ぁんっ…し,た…の?」

俺の問いには無言のまま
唾液をたっぷり注ぎ込みながら
グチャグチャと水音をたてて舌が蠢く

和「んぁっ…はぁっ…バカ…ああっ」

突如,舌が引き抜かれると同時に
2本の指が俺を貫き
次の言葉は喘ぎに飲み込まれた
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