• テキストサイズ

大野さんのバカ

第3章 3


Satoshi side

智「…ごめん…ニノ…話,しよう…」

そう言って差し出した手は振り払われて

躰が投げ飛ばされたと思ったら
首にニノの手がかかって
呼吸ができなくなる

すぐに緩められた手

必死に酸素を吸い込みながら

見上げたニノの顔は苦しげで
瞳からは涙が溢れていて

ニノ…

そう呼びかけようと息を吸い込んで

でも吐き出した音は

智「んんーっ…ぅんんーっ…ぁっぅんっ…」

荒々しい口付けの中に飲み込まれる

呼吸の隙さえ与えられない口付け

舌が千切れるかと思い始めたとき
ようやく開放されて

今度は乱暴に服を剥ぎ取られる
抵抗の隙なんて一瞬たりとも与えられない

上も下も全部脱がされて
全身に噛み付かれる

智「ぅ…ぁ…痛っ…ぁっ…ニノ,っ,やめ…っ…」

痛みに生理的な涙が流れて

何度やめて,と訴えても
ニノの口からは何の言葉も発せられない

上手く働かない思考で考える

何がニノをここまで追い込んでしまったのか

スキャンダル…違う

リンの存在……いや,多分もっと決定的な何かがあったはず

智「ぅぁっ…んぁあっ…」

少しも兆していないソコを握られて
痛みから苦痛の声が漏れる

でもソコで手を動かされれば
男の生理現象と

“愛しい人”に触られてる事実から

こんな状況なのに

少しづつ反応を返してしまう

智「んっ…ぁあっ…あ,や,やだっ…ぁ…」
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp