第2章 2

Kazunari side

和「っぁぁあっ……っ…」

いっきに最奥まで貫かれて
一瞬頭の中で何かがショートした

目の前が真っ白になって
意識を手放しかける

和「ぁっ,っん,ぅあっ…ぁああっ」

でもすぐに奥を埋め尽くす圧迫感と
少しの痛みで視界がはっきりしてきた

智「っ…はぁ…二ノ,大丈夫?」

見上げると,荒く息を吐きながら
心配そうに俺を見つめてくる

少し…痛いし,苦しいけど,
それ以上に満たされたことの喜びが大きくて

和「んっ…大丈夫」

頷きながら手を伸ばして
大野さんの躰を引き寄せた

和「んんっ……んっふぁっぁあっ」

唇を重ね,舌を絡めながら
大野さんが俺の萎えかけた中心を
ゆるゆると上下に扱きはじめた

和「ぁあっ…やぁ,そんな,両方したら出ちゃ,うよ…」

前の動きに合わせて
中の大野さん自身もゆっくり
俺の良い場所ばかりを攻め立ててくる

和「あぁっ…んっやだっ…もぉっ」

最初に感じていた痛みなんて
あっという間になくなって
何度首を横に振って紛らわしても
快感の波にのまれそうになる

智「一回,イって…」

言葉と共に手の動きが
強く早くなって
奥をぐりぐりと抉るように
掻き回される

和「あ,ああっ…やぁ,いっ,しょ…んぁああっぁあっ…」

一緒に…なんて言葉はあっけなく呑まれていって

俺はこれ以上ないくらいガクガクと腰を揺らしながら

自分のお腹の上に白濁液を飛ばしていた