第1章 1
Kazunari side
一緒に…
その言葉だけでさらに熱が溜まる
でも,中心を抑え込まれて
吐き出せないから
躰の中に熱いモノが逆流してきた
和「ぁあっ…やぁ,も,んんっ大野さっ,んっ」
頭の中が真っ白になって
躰のコントロールがきかない…
何かを掴みたくて手を動かすと
さっき落ちたキャンバスに手があたった
その瞬間,激しく奥を突かれて
思わすその板に爪を立てる
和「あぁっ…ぅ,んっ…あぁっ…」
キャンバスの裏は木の板だから,爪が持っていかれそうになる
でも,大野さんの絵だから,それすら愛おしく思えて…
奥を突かれ擦られる度に,俺は堅いキャンバスを掴んだ
智「こっち,向いて」
絵を掴む手にも力が入らなくなってきた頃
大野さんが俺の身体を持ち上げて反転させた
和「あぁっんんっ…も,無理だよ…」
合いわからずせき止められたソコは痛いくらいで
俺の躰は,どこまでも大野さんでいっぱいになっていた
智「ん…イこ…」
それだけ言うと,抉るように激しく
脳に響くまで腰を打ち付けられた
和「あぁぁっっ…」
大野さんの額から流れる汗が俺に落ちた
その感覚だけ残して,意識がなくなった