第4章 4

Kazunari side

想いが通じて触れ合えば
あっという間に登り詰めて
智の口に熱を吐き出した

ゴクリと音が聞こえると
やっぱり恥ずかしい

和「はぁ,ぁ,もぉ…飲まな,いでよ…」

呼吸が整わないまま言うと
智は嬉しそうに笑う

智「俺が飲みたいから,いいの」

だから…恥ずかしいって…

照れ隠しに抱きついたら
顔を覗き込まれて深いキスが落とされた

和「んんっ…はぁ…んっ,もぅ…苦いってば」

文句を言ったのに,また微笑まれた

こんな些細なやりとりが嬉しくて
また躰が熱くなっていくのがわかる

俺,どれだけ智が欲しいんだろ…

智の首に片手を回したまま起き上がってもう一度キスをする
何度しても足りない…もっとしたい…

そのまま智の脚の上にまたがって反対に押し倒して
智の耳に舌を入れた

智「っぁ…っぁあっ…和,也っ…耳はやめてっ…」

そんなこと言うから
わざと水音をたてて溜めまわす

ちゅくちゅくと響く音に
自分まで翻弄されて
今出したばかりなのに
中心に熱が集まってくるのがわかる

和「んんっ…ぁっ…」

ふいに自分の立ち上がったソレが
智の硬い熱に触れた

智のモノは先から透明な蜜を出して
俺自身に絡みついてくる

智の耳をなぞりながら
腰を押し付けると
思わず躰の力が抜けそうになるのを
必死でこらえた

智「ぁっ…和な…っんぁっ」

腰を押し付けながら
片手をそこに送り込んで
絡ませるように握る

和「はぁっ…智っ,の…熱い…っく,んっ」

自分の方がまた早く登り詰めてしまいそうで

智の躰に舌を這わせながら
なんとか快感を逃がした