第1章 A HAPPY NEW YEAR
〈 和也 〉
和「んっ…ふ…擽ったい…」
智兄ぃとまーくんの手が服の中で這い回る
温かい布団の中でくっついてモゾモゾしていると
翔「…なにサボってんだよ」
ガチャ…とドアが開いて翔兄ぃが立っていた
やべっ…と慌てて起きようとしたけど
翔兄ぃの影に立って手を繋がれた潤くんが見えて
和「翔兄ぃこそ潤くんとナニしに来たの?」
ニヤリと笑ってベッドの空いたとこを
ポンポンと叩いてみせた
雅「潤もいんの?」
まーくんがドアを大きく開くと
顔を赤らめた潤くんがベッドの端に腰掛けた
少し前屈みのズボンの上からは
中心が主張していて…
和「潤くんも気持ちよくなろ?」
そのズボンに手を伸ばすと
智「かずはこっち♪」
後ろから智兄ぃに抱き締められた
翔「はぁ…」
自分もサボリに来たくせに
ため息を吐いた翔兄ぃは
潤くんのズボンをスルリと脱がして
潤くんに覆いかぶさっていた
後ろから智兄ぃの手が服の中を動いて
まーくんにズボンを下ろされて
視界の端では翔兄ぃが潤くんの首筋に顔を埋めている
潤「あっ…はぁ…も,大掃除…はっ…?」
智「ふふっ…ちょっと休憩…」
アナタ休憩するほど疲れてないくせに!
心の中でそう思いながら
和「んっ…まーくんっ…もっと…っ」
“休憩”を言い訳にして
俺も刺激に身を委ねた
潤くんが何かを求めて伸ばした手を
指を絡めてきゅっと握ってあげると
潤くんも握り返してくる
こうして俺らはみんなで愛し合う
だってみんな大切だから…
―おわり― ちろ①