第28章 みかん
「え?なんで?なんで?」
そう言いながらも、カズヤのされるとおりにしている。
俺の正面にきたところで、カズヤがおもむろにニノにのしかかった。
「にーの好きだよ…」
そう言って、キスをした。
「ん…」
ニノはそれを受け止める。
すぐにカズヤがニノの中に入った。
入る瞬間がはっきりと見えた。
目が闇に慣れていたから、くっきりと。
思わず俺は、自分のアソコを握りしめてしまった。
(あっ…やばっ…すぐ出そう…)
カズヤはすぐに腰を振り始めた。
いつも俺がヤられてばかりだったから、カズヤがオスになってる瞬間を客観的にみることがなかった。
あんなふうになるんだ…
すごい角度で抉られてると感じていたのはやっぱりそうで。
カズヤの腰は、エグいくらいの動きをしていた。
身体が柔らかいんだろうか。
俺とか雅紀ではできないような動きで。
ニノがだんだん乱れていく。
「ああっ…やだっ…お前なにそれっ…」
「何が…?」
「腰の動きっ…ヤバイっ…」
「気持ちいいでしょ…?」
「あああっ…んんっ…やだっ!やだあああっ…」
「にーの…もっと気持ちよくしてあげる…」