第4章 navy blue scene1
「あっ…も…イクっ…」
雅紀の手の動きが、早くなった。
俺は雅紀の足の間に戻ると、雅紀を咥えた。
「ああっ…潤…だめっ…」
そのまま何も言わず、俺は雅紀を味わった。
先端から次々と雫が溢れ出してくる。
それを舌で舐め取りながら、雅紀の先端に舌を這わせる。
「も、もう…ダメッ潤…」
そういうと、雅紀は肩を押してきた。
どけってことだろう。
でもどいてやらない。
俺は雅紀が出すのを待った。
「あっ…も、ホント、ダメ…イクよ…イっちゃうよ…潤」
最後は悲鳴のような声を上げて、雅紀は俺の口の中で果てた。
ティッシュに雅紀を出すと、静かに俺は、サイドボードに入っていたローションを取り出した。
肩で息をする雅紀を引き起こして、四つん這いにさせる。
「え?何?」
荒い息をしながら雅紀が訊く。
「忘れたいんでしょ?忘れさせてあげる」
ローションを手に出すと、俺は雅紀の後ろに指を這わせた。
「ひゃっ…あっ…なにそれ」
何も答えないで、俺はそれを雅紀の後ろに塗り込めた。
「やっ…やだ…なにするの?潤」
ローションを手のひらにとり、自分のモノにも塗りつけた。
充分張り詰めたソレを雅紀の後ろにあてがう。
「えっ…潤…?」
「力、抜いて?」
男相手に、どうするかなんて知らない。
だから、もうしょうがない。
俺はゆっくりと雅紀に入っていった。
「あああああっ…やだっ…痛いっ…」
そう言って、シーツを握りしめる。
でもダメ。
もう、止まらない。
「やだぁぁ…抜いて…痛いよ…」
雅紀が悲鳴を上げるが、俺は構わず奥に進む。
根本まで入ると、後ろから雅紀を抱きしめた。
「ごめん、ごめんね…」
「痛い…潤…もう、抜いて…?」
俺を見上げる目が、誘っているようにしか見えなくて。
「だめだよ。もうとまんない」
そういうと、身体を起こし腰を動かす。
雅紀の中は狭くて、思うように動けない。
何回も何回もゆっくりと雅紀の中を動く。
その度に雅紀は悲鳴を上げて、それに耐える。
何回目かの抽送で、雅紀の身体がビクンと跳ねた。
「どうしたの?」
「やっ…ああ…わかんない。急になんか凄いのがっ…ああっ…」
動きを止めないでいると、雅紀の身体がビクンビクンと波打った。