第27章 ワインレッドscene3
俺は潤を握りこんで扱いた。
「あっ…だめっ…」
そう言って突然起き上がった。
俺は露天風呂に落ちる。
「あっ!!」
「潤…このやろ…」
この男、やはりおっちょこちょいである。
「ごめん!翔くん!」
慌てて俺を引っ張り上げる。
「大丈夫?」
「もうダメだ…」
そう言って俺は床に寝転んだ。
すのこの上は気持ちいい。
「ごめんね…ごめん…」
俺は死んだフリをした。
もう…潤のバカ…
潤は何も喋らない俺に焦って、顔を覗きこんできた。
それでも無視した。
そしたら、無言になっていきなり俺に跨ってきた。
半勃ちの俺を握りこむと手で扱いて、勃ったら腰をずらしていきなり挿れた。
「潤っ…バカっ…」
「翔くん…許して…?」
潤のこんな声を聞くと、あの時のことを思い出す。
「ごめん…怒ってないから…」
「ほんと?」
「うん…」
そういうと心底、安心したような顔をする。
「痛いだろ?無理すんな…」
そう言って出ようとしたけど、潤が動かない。
そっと起き上がって潤を抱きしめた。
「無理しなくていいから…」
潤も俺の背中に腕を回してきた。
「翔くん…好き…」
「うん…好きだよ…潤」
ぎゅっと抱きしめてやった。