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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第26章 ホワイト


カズヤは黙って俺の指を受け入れようとしている。


「入れるよ、指…」


口の周りを少し解した。


固い入り口に思えた。


暫く撫でていると少し緩んだ気がした。


指を入れてみる。


「あ…にーの…」


「あっ…痛い!?」


「ちがう…いい…」


カズヤが潤んだ目で俺を見る。


「ん。じゃあこのままやるね?」


キスをしてまたゆっくりと指を入れる。


「んんっ…あっ…にーのぉ…」


「ん?」


「気持ち…いい…」


「うん…嬉しいよ、カズヤ」


だんだん指が自由に動くようになってきた。


指を増やすと、最初はきついけど、またほぐれてくる。


三本まで増やしたところで、俺は指を抜いた。


カズヤが除菌のウエットティッシュで手を拭いてくれる。


「お腹壊すから、拭かないとだめなの…」


「あ、そっか…」


いつも相葉さんと翔さんがやってることだ。


カズヤから教わったのか…


愛おしそうに俺の指をカズヤは拭く。


「にーのの手、ハンバーグみたい」


そう言って笑った。


俺はたまらなくなって、キスをした。


とてもカズヤが愛おしかった。

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