• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第26章 ホワイト


翔さんと頭を突き合わせていろいろ考えた結果、引っ越すことにした。


俺も翔さんも家に帰らなくなってたから、この際家を引き払うことにした。


どこかのバンドみたいに、一軒家を借りよう。


そういう話になった。


早速相葉さんちの近所で物件を探したら、手頃な一軒家があった。


忙しい時期だったけど、事務所の人間にある程度事情を話していたから、協力してくれて。


女の子囲うより、よっぽどスキャンダルにならなくていいってさ。


それにメンバーが同居してたら、イメージ上がるんだと。


どこの世界で30男が3人同居してイメージあがるんだよ。


気持ちわりぃだけだろって思ったけど。


カズヤがいるせいだった。


保護者に捨てられた10代の子を保護しているのがイメージいいんだってさ。


そんなもんかねぇ…


俺達は下心ありありの同居なのに。


まだカズヤのことは、どこのマスコミも気づいてないからそんな美談、表には出てないけど。


忙しい俺達に変わってやってもらった引っ越しは、案外すんなり終わった。


一人だけ引っ越しの作業してたカズヤはクタクタだったけど。

/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp