第25章 ベルフラワー scene2
いたずらっぽく笑ったかと思うと、俺のパジャマに手を入れてきた。
するっと裾から冷たい手が入ってくる。
「やっ…大野さん、手が冷たいっ」
「絵かいてると、冷たくなるんだよ…温めて…」
そういうと、俺の乳首を掴む。
「や、やだぁっ…そんなんじゃ暖まらないでしょっ…」
それでもその手の動きは止まらなくて。
だんだん手が熱くなってきて。
俺もだんだん熱くなる。
片方の手が俺のおしりに伸びてくる。
布越しに俺の後ろに触れると、身体が震えた。
「あっ…」
思わず声が出る。
「潤…やらしいなあ…」
「あ、もぉっ…」
指が布を通して、そこに入ろうとする。
「おっ…大野さんがっ…こんな身体にしたんだろっ…」
そういうと、満足気に微笑む。
「潤、ベッド行こうか」
俺の手を引いて、寝室へ行く。
寝室の明かりもつけないで、そのままベッドに雪崩れ込む。
大野さんの吐息が耳にかかる。
それだけで更に身体が熱くなる。
「大野さん…」
俺は大野さんの頬を手で包むと、自分からキスをねだった。
大野さんは微笑むと、そっと俺にキスをくれる。