第23章 レイヴンscene1
ワインを空けてしまうと、酔が少し回った。
「潤…デザート欲しいな…」
そういうと、潤は頬を染めた。
ソファの上に膝を抱えたまま、動かない。
「ね、ちょうだい?潤…」
床に座ってソファに凭れた俺は、顔を潤に向けた。
口を半開きにして、舌を出す。
それをみて潤はこちらに這ってくる。
ソファに寝転がると、俺の唇を塞いだ。
舌を食べられる。
くちゅっという水音が漏れると、潤の動きが激しくなる。
俺の口の中を潤の舌が這いまわった。
「潤…やらしい…」
目を見て言うと、恥ずかしげに目を伏せる。
俺はベルトを開いて、ズボンの前を開けた。
「舐めて?もう、入れたい」
潤は驚いた顔をしていたが、構わない。
だってもうひとつになりたい。
潤を起き上がらせると、ソファへ座った。
足を開いて待っていると、潤が前へ来てしゃがんだ。
おずおずと俺を取り出すと、ソレを口に含んだ。
「潤…いい子だね…」
そういって頭を撫でた。
潤は嬉しそうに俺を見上げる。
普段は俺に傲慢な態度をとることがあるが、セックスの時は従順だ。
そんな潤のギャップに俺はやられてる。
惚れてる。