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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第3章 きみどりscene2


俺は再び小瓶を取り出した。

それを見て、かずの目に少しだけ恐怖が浮かんだ。

今の俺にはそれさえも甘美な催淫剤になった。

かずの手をどけると、俺自身に小瓶の中身を塗った。

手をバスローブで拭いて、かずの身体を持ち上げる。

仰向けにして、まくらとバスローブを丸めて腰の下にひいて、お尻を高く持ち上げた。

「さと、し…」

怯えた声色に、再び俺の中の俺が叫ぶ。

はやくかずを食いちぎれ、と。

かずの足を割って入る。

足を閉じようとするのを、手で強引にこじ開ける。

あんまり力が強いから、俺は目の前にあるかずを口に咥える。

「あうっ…やっ…なんでっ」

しばらく舐め上げ、手で擦る。

だんだん、足の力が緩む。

「あっ…さと…んんっ…」

その声がとろけてきたのを見計らって、俺をかずにあてがう。

「あっ…智…」

怯えているかずに、目で聞く。

いいんだな?

しばらくの間見つめ合った。

その目の端から、涙がひとすじ零れた。

返事を待たずに俺はかずの中に入った。

「ああぁぁ…くっ…」

かずの悲鳴に似た声。

中は狭くて狭くて、俺は自由に動けなかった。

「かずっ…」

「やあぁ!智っ…」

「かず…かず…」

「智…さとしぃ…」

かずの両手が宙をさまよった。

俺はその両手を強く掴んで握りしめた。

ぐっと、かずのなかに進む。

その度にかずの身体がしなる。

少しずつ、少しずつ、ゆっくりとかずの中に進んでいく。

かずの中は熱くて熱くて。

そして俺をどんどん外へ出そうとうねっていて。

でもどうしても奥に進みたくて。

「うっ…さと、し…さとしぃ」

かずの手に力が入る。

「かず…かず…」

名前を呼び続ける。

ゆっくりと根本まで、俺はかずのなかに入った。

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