• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第17章 ヴィンテージ・ワインscene1


床に座り込んだ潤は、俺の顔についた液体を指で拭って俺の唇に擦る。


「やらしい…今日一番やらしい、和也…」


潤は顔についてる液体を残らず俺の口に入れた。


幸せだった。


「あ、お前…まだイってない…」


まだ滾ってる俺を見て、潤が身体を起こす。


「あ、もういいから潤…」


「いいわけあるか」


そう言ったかと思うと、俺を咥え込んだ。


「あっ…潤っ…」


すぐに俺は達した。


あっけないくらいすぐに潤の口のなかに出してしまった。


「潤ごめん…出して?」


俺はそういうと手を出した。


潤はごくんと飲み込んだ。


「えっ!?飲んだの!?」


「…なんか喉にひっかかるな…」


そう言って潤は笑った。


「ばか…潤までつきあうことなかったのに…」


「だって…お前のものは、全部俺のものだから」


「え…」


「全部俺のものだから、全部飲みたかったの」


10年付き合って、初めて潤が飲んでくれた。


しかも理由が俺と同じだった。


それから、俺はちょっとおかしくなった。

/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp