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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第17章 ヴィンテージ・ワインscene1


今日も遊びに行ってる。


俺は暗い部屋で膝を抱えて、ずっと帰りを待ってる。


部屋に置いてる、羽のない扇風機のモーター音だけが響いてる。


最初に買った時から、なんかおかしくて。


思った通りのところに風がこない。


初期不良だとは思うんだけど、職業柄クレームとかつけにくくて。


暫く使ってるうちに、大体の角度がわかってきたからそのまま使ってる。


なんだか、俺みたいだ。



俺、二宮和也。


こんな夜は、いつまで経っても慣れない。
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