第15章 Coke scene1
大きく身体を反らせると、また俺はイってしまって。
「あーっ…だめっ…だめぇっ…」
相葉さんの口に出してしまった。
身体から力が抜けて、意識を保ってるので精一杯で。
荒くなった呼吸の隙間から二人を見る。
相葉さんは翔さんの方に顔を近づけていく。
翔さんは口を半開きにしてそれを迎える。
「えっ…!?」
二人の唇が重なった。
「ええええええ!?」
何してるの…?
二人は目を閉じていやらしく口を動かしている。
暫く角度を変えながら、二人は荒い息をしてキスをしてた。
いやらしい水音を立ててるのを俺は呆然と見ていた。
顔を離した二人は、俺の方を向いた。
「美味しい。かず」
「ニノ。美味しかったよ」
ええええええ!?
もぅ何この二人…
ふたりで俺の飲んだの?
「へっ、変態どもっ!」
そういうと、ふたりとも照れ笑いした。
ちがうだろうが!
「だって、かずのもったいないから。翔ちゃんと分けようと思って」
「雅紀、えっろ。ばか」
そう言って翔ちゃんは照れてたけど、いや、そういう問題じゃない。
これ、乱交じゃないか!