• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第15章 Coke scene1


今日は、相葉さんの家で集まっている。


しかも嵐のメンバーと。


珍しいこともあるんだけど、昔みんなで約束した、たこやきパーティーをやっと実現したのだ。


メンバーの自宅で集まることなんてないから、俺はちょっとだけウキウキしてた。


ちょっとだけだからねっ


でも松潤とリーダーは仕事が入っててこれなくて。


松潤はブラストのセットの打ち合わせで仙台まで行ってるし、リーダーは上海。


こればっかりはしょうがない。


そもそも5人全員が休みっていうのもなかなかないから、3人休みが合ったっていうだけでも凄いと思っとこう。


本当は5人で過ごしたかったけど。


ちょっと拗ねた気分になるけど、なんとか抑える。


もう、昔みたいに自由はないけど、俺たちは願った方向へ向かっているのだから。


でも、時々思う。


全員自由にしてたあの頃が懐かしい。


思ったことをポンポン口にして、将来の夢を語り合って。


メンバー間の家も、頻繁に行き来して。


距離がもっと近かった頃。


今は、隣に手を伸ばしても誰もいない。


俺は一人で立ってる。


そうできるからやってるんだけど、時々言いようのない不安に襲われる。


誰かに手を握っていて欲しい時もある。


でも…それは言えない。


みんな、風に向かって一人で立っているのだから。

/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp