第13章 マロンscene1
イったばかりなのに、和也の中ですぐ復活して。
また意識のない和也を揺らしていたら、和也の目が覚めて。
「潤…バカ…」
そんなこというから、また激しく腰を振ってやって。
「和也、お前のせいだよ…」
汗を和也に落としながら、顔を見つめて。
「じゃあ、ずっと俺の中にいて?」
そういって俺を抱き寄せるから、愛おしさがこみ上げて。
「ずっと一緒だよ」
柄でもないこと言って。
後からこの時のセックスを思い出したら、恥ずかしくて死ねるだろうと思った。
何回目かわからない絶頂を迎えた和也は、もうぐったりして動かなくて。
俺は和也の中にありったけの熱情を放った。
放った後、上から和也を見下ろすと、子供みたいな顔した和也が俺を見上げてて。
俺の子供はこいつだけでいいと思った。
ぎゅっと抱きしめると、和也は力の入らない手で抱きしめてきた。
「和也…一生、俺だけのものだからな」
「うん…潤くん…」
そのまま和也をずっと抱きしめてた。
眠りに落ちるまで。