第11章 アップル・グリーンscene1-2
「ニノぉ…触ってよぉ…」
「どこを?」
相葉さんが身をよじりながら、俺にねだってくる。
俺は耳たぶをかじりながら、わざととぼけてやる。
「ひゃあっ…もう我慢できない…」
「どこ?ちゃんと言わなきゃ触ってあげないよ?」
「いじわるぅ…」
そういいながらも、相葉さんの身体には鳥肌がたっていて。
どうしても、その単語が言わせたかったのに、泣いちゃって。
「もう…また泣く…」
仕方ないから、スエットの中に手を入れて、相葉さんに触る。
「んんんっ…」
「あれ?下着履いてないの?」
「だって…濡れてたし…」
「やらしい…相葉さん…」
「だってぇ…ああっ…やっ…」
恥じらったところを急に扱きだす。
ビクンと身を反らせ、その快感を受け止める。
「服が、汚れちゃうっ…からっ…」
「いいよ。気にしないで?」
そんなことより、自分の快楽に溺れろよ。
「あ、こんなに濡れてきてる」
「あっ…やだっ…やだっ…」
「やなの?やめちゃうよ?」
「あっ…やじゃないっ…やめないでっ…」
そういうと、ぎゅっと俺にしがみついた。
「ふふ…やーらしぃ…」
ゾクゾクするほど、淫靡だった。