• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第11章 アップル・グリーンscene1-2


部屋のチャイムが鳴る。


夢の中にあった意識が戻ってくる。


ああ、誰かのマネージャーかな。


俺は3日ほどひどい風邪を引いて臥せっていた。


よほど悪い菌をもらったのか、俺のマネージャーにまでうつしてしまった。


今日はなんだか調子が良かったので、起きてゲームをしていた。


でもやっぱり治り掛けだったようで、寒気がしたのでまたベッドに入ったところだった。



起きてインターホンのモニターを確認する。


相葉雅紀が映っていた。


「何でアイツがくるんだよ…」


これは、マネたちの悪ふざけにちがいない…


みんな、アイツの気持ちに気づいていて、こういういたずらをしてくる。


俺の身にもなってみろよ…もう…


どんなに一生懸命好きになられたって、応える訳にはいかないんだよ…


ため息がでる。


でも、わざわざ来てくれたんだし、追い返すのもかわいそうだから玄関に向かった。


「あっ、ニノぉ!」


その声をきいたら、ちょっとイラっとしたのでドアを締めた。


脳天気バカ。


お前のせいで、どんだけ俺が迷惑してると思ってるんだよ。


もうちょっと、恋って秘めやかなもんじゃないの?


お前のは全部だだ漏れなんだよ。


/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp