第6章 アップル・グリーンscene1
泣いてると、急に電気が点いて。
「あっ。電気きた」
ニノがそういうと、にやっと笑って。
「雅紀、そんな格好で。外に丸見えだよ?」
「えっ!?やっ…やだっ…!」
「やーらーしぃー雅紀ぃ…」
「カーテン、閉めてよ!ニノぉ」
「やーだね。自分で閉めて?」
「だって…こんなカッコで!」
「やらしいなぁ…雅紀、見せたがりなんだ?」
「ちっ、ちがうもんっ!」
無視してニノはスエットのズボンを遠くに放り投げて…
「ああっ…ニノぉ…」
泣くぞ…ほんとに泣くぞ…?
「あ、やば。相葉さん、俺、勃ってきちゃった」
「ええ!?」
「だってそんな格好してる雅紀が悪いんだよ?」
「ニノがぁ…スエット投げたからぁ…」
俺はもう半泣きで、大事なとこ隠してた。
「ほら、こっちおいで?」
そういうと、ニノは床に座って自分の腿の上に向かい合わせで俺を載せた。
「まだキツイかな…ちょっと我慢してね?」
「え?」
そういうと、俺を持ち上げてまた俺の中に入ってきた。
「やっ…あああっ…ニノっ…」
「くっ…やっぱりキツい…」
「やっ、やだあああっ、外からっ」
「そうだよ。外に見えるね?どうする?」
「やだああっ、カーテン閉めてっ」
「ほら、雅紀の恥ずかしい姿、みんな見てるよ?」
ニノに言葉でいたぶられ、後ろもいたぶられ、俺はもう瞬殺でまた昇天してしまった。
それでもニノはまだ収まらなくて、何回も俺はニノと繋がった。
「俺、なんかおかしい…」
何回目かの後、ニノがつぶやく。
「え?」
もう俺はクタクタで…目だけニノに向けた。
「こんな保つわけない…」
そういうと、松潤の小袋をしげしげと眺めた。
「あ…」
「ん?どうしたの?」
「媚薬入りだって」