第30章 マロンscene2+green

◇マロンside



雅紀にキスマークをつけられて、俺は愕然とした。


抵抗したけど、雅紀に押さえつけられて、締め付けられてできなかった。


どんどん、俺の胸に雅紀の痕跡 がつく。


でもどうしようもなかった。



感じてしまった。



俺は雅紀の中ですぐに果てた。


荒い息をつきながら雅紀の顔をみたら、満足気に笑っていた。


その顔を見ていたら、もっとこいつを淫らな顔にさせたくなった。


腕にひっかかっていた上着を脱ぎ捨てた。


そのまま雅紀の腰を抱え上げると、ソレを咥え込んだ。


短い悲鳴のような喘ぎが漏れた。


後ろに指を突っ込んで、口と指で雅紀を愛撫した。


身体がビクンビクンと揺れる。


「あぁっ…潤っ…潤っ…たまんないっ…キモチイイっ…」


身体を捩りながら、雅紀が言った。


俺はまた勃起した。


そのまま、雅紀をソファに下ろすと後ろを向かせた。


腰を持ち上げて後ろからいきなりねじ込んだ。


こんな手荒なことは和也にしたことがない。


でも雅紀ならできた。


快楽をむさぼることができた。


ぐいっと中に入ると、体験したことのない締め付けがきた。


俺はまた溺れていった。


雅紀の身体に。