第29章 ラズベリーscene4
ぎゅっと掴むと、翔ちゃんの口から色っぽい吐息が漏れた。
「はぁ…ん…智くん…欲しい…」
どきっとするほど、その声は艶があって。
「翔…どうしちゃったの?」
「わかんない…わかんない…」
ぎゅっと掴んだ手で扱くと、翔ちゃんの身体はくねって。
「んんっ…あっ…ああっ…」
ひたすら喘いだ。
こんなの初めてで。
俺の手先一つで翔ちゃんが跳ねる。
快感にのたうつ。
シーツにたくさん皺を作りながら、ベッド中転がりまわる。
「ああっ…もっとぉっ…もっと…」
荒い息をつきながら、翔ちゃんが俺の唇に貪りついてきた。
すごい勢いで、口の中を吸われた。
魂が持っていかれるかと思った。
「んっ…ん…翔…」
ぴちゃぴちゃ音を立てながら、翔ちゃんが俺を気持ちよくさせる。
押し倒されると、翔ちゃんは俺の乳首を舐めた。
「ああっ…翔っ…」
手は俺を扱いている。
乳首とアソコを攻められてあっという間に俺はイきそうになった。
「だめだよっ…翔っ…」
気持ちいいけど、やっぱり翔ちゃんに挿れたい。
「待って…待ってって…」
翔ちゃんは止らない。