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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第29章 ラズベリーscene4


翔ちゃんが俺のマグカップを割った。


とっても青ざめて、ごめんごめんと謝っている。


こんなの別にいいのに。


でも翔ちゃんは泣いてしまって。


そのまま床に崩れ落ちて。


どうしたの?


肩を抱いてずっと泣き止むのを待った。


どうして、俺に何も言ってくれないの?


ここ最近、ずっとなにか溜め込んでる。


でも俺には言ってくれない。


床に、一粒涙が落ちた。


俺は、なにも言ってもらえない俺に苛立った。




俺、大野智。


翔ちゃんの心を探る機械が、また欲しくなった。
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