第28章 みかん
「あ…んっ…にーのぉ…」
「ん…カズヤ…かわいい…」
雅紀がすごい勢いで振り向いた。
「ちょ、ちょっと!おいたがすぎるっ!」
そう言いながらも雅紀も俺も目が離せない。
やっぱりこの二人の絡みは淫靡で…
イケナイものを見ている感覚になる。
雅紀が立ちあがった。
そこからはもう…
ちょっとよいこの皆様にはお届けできない内容で…
まあ、俺はといえば…
気持ち、良かった…かな…
だいぶ…
それから4人でリビングでぼけーっと座ってた。
疲れすぎて眠れない。
カズヤがプラネタリウムのDVDを入れた。
四人で部屋を真っ暗にして、それを見た。
「また、星みにいこうね…」
力のない声でカズヤがいうと、みんな頷いた。
「今度は長野でも行こうか…」
カズヤが俺に抱きついてくる。
ニノも抱きついてきた。
カズヤの後ろから雅紀も抱きついてくる。
「暑いってぇ…」
そう言いながらも、とても幸福だった。
そう俺達の幸せ。
それはこんなに傍にある。
みんなで行くんだ。
その先へ。
【ALL END】