第28章 みかん
落ち着いたら、風呂にまた行った。
すっごく恥ずかしかったけど、ニノが俺の後ろを洗ってくれた。
ニノの膝に乗りながら、ニノに抱きついていた。
子供みたいな気分になった。
その間にニノの肩に噛み付いたり、首筋を舐めていたら、またニノが勃った。
「ニノ…またおっきしてるよ…」
「誰のせいだと思ってるんだよ…」
そういいながらも、許してくれてる。
たまにはこうやって甘えるのもいいかも…
「はい、きれいになったよ」
そういってぎゅっと抱きしめてくれた。
「翔さん…」
「ニノ…」
俺達はぎゅっとお互いを抱きしめた。
急にがちゃっとドアが開いた。
雅紀とカズヤが入ってきた。
「あーいつまでいちゃいちゃしてんの!カズヤ洗うんだから、どいて!」
雅紀がどかどかと入ってくる。
「おっ…お前らっ…生でヤったの!?」
「オタクもそうでしょうがよ…さ、どいてどいて」
カズヤがまだとろんとしている。
つつっとニノに近づくと、いきなりぶちゅーっとキスした。
「ちょちょちょ!カズヤ!」
「あー…またおいたして…」
雅紀はのんびりとお湯を調節している。
「ばっ!ばか!ニノが怒るって…って、ええ!?」
絡み合う舌が見えた。
ニノはノッている。
本気だ…これ…