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標的(ターゲット)はもう1人【暗殺教室】

第2章 3学期の時間




『そ、それで、私が呼び出された理由は。。。?』

理事長「あぁ、そうだったね。有栖川さんにはE組で彼の見張りを頼みたいんだよ」

『つまり、私もE組に行くということですか。。?』


成績はどうなるんだ。

E組の教育環境は最低で、本校舎とは比べものにならない。

彼の幼なじみと言うだけで、見張りを頼まれ

E組に落ちてしまうなんて考えてなかった。

このままE組に行ってしまえば、2年間の努力が水の泡。


理事長「心配することは無い。有栖川さんの成績は下がらないようこちらで工面する」

『…わかりした。クラスに馴染むタメにも3年になり次第E組教室に通います。生徒会の仕事は、、、』

理事長「生徒会の仕事は減らすよう浅野くんに言っておくよ。それと、生徒には“E組の監視”と言う説明で良いかな?」

『お願いします』


成績の面は何とかしてくれるらしいから一安心。

じゃない。

下がらないようにどう工面してくれるんだ。


『E組の担任の教育は本校舎の先生方に全く及ばないと聞いていますが、、』

理事長「心配なら、浅野くんや彼の下に居る4人に教えてもらうといい。休み時間や放課後まで拘束するつもりは無いよ」

『わかりました』


どうしても、私に彼の見張りをさせるつもりでいるな。

と半分あきらめ、最後に1つだけ確認をしておく。


『業くんがEから自力で脱出しない限り、私が本校舎に復帰することは無い、ですか』

理事長「そうだね」

『そうですか。では、成績の面と本校舎生徒への説明、よろしくお願いします』


最後にそれだけはっきりと理事長に向かって言えば

私は職員室を後にした。



『すっごいとばっちり受けた気分。。。』

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