第9章 第8章
「大輝には、余計なこと考えてほしくない」
『光ちゃん……』
「大好きなバスケのことだけ考えて、楽しくやっててほしい」
『でも!』
「赤司君にも、緑間君にも、黒子君にも…… “ もう1度考えてほしい ” って言われて考えたよ」
『……』
そして、今日、決めたんだ。
大輝が、楽しそうにバスケをしている姿を見て、決めた。
「楽しそうにバスケをしてる大輝の笑顔が見れるなら……私はそれでいい」
『光ちゃん!』
「私とっては、大事な子供でも、これからの大輝にとっては、邪魔にしかならない」
『それは違うよ!!』
「大輝に知らせるのは、大輝自身から私に聞いてきた時だけ」