第2章 第1章
大輝に紹介された“キセキの世代”の1人ーーーーー赤司君。
なんか気に入られたみたいで、大輝の目を盗んでコッソリ渡された連絡先もってるし。
高校生ながらに、すでに起業する準備してたし……
きっと、大丈夫。
「……そう」
はぁ、と私の顔を見て深いため息をついたお母さん。
……やっぱり、反対されるかな……
「そこまで考えて、自分の力でやるなら何も言わない」
「お母さん……!」
「私ができる協力もする。ーーーーーでも」
……でも?
「もう少しで卒業だから許したんだからね。2年のときに言われてたら許してないんだから」
「うん、わかってる。……ありがとう、お母さん」