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オリジナル【黒バス・青峰大輝】
第11章 第10章
「そういえば、光」
「なに?」
「その子の名前、決めたの?」
作る手を止めずに、私に聞いてきたお母さん。
「もちろん」
「じゃあ、なんで名前で呼ばないの?」
なんでって……
「秘密にしたいから」
「はい?」
「2人きりのときは呼んでるよ?ただ、他の人がいるときは呼んでないだけー」
なんか、恥ずかしいし。
「変な子」
「ほっといてください」
ため息つきながら、言わなくてもいいと思うんだけど。
「ほら、出来たわよ」
コトリ、と目の前に置かれるお皿。
「ありがとう」
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