第11章 第10章
「あっつい……」
クーラー、きいてるはずなのに……。
「君のせいかな〜……なんて」
お腹を見ながら、ポツリと呟いた。
まぁ、普通に夏だからっていうのもあるだろうけど。
「君も、お腹の中で暑くないのかな〜?」
あ、でも水の中にいるようなものだから平気なのかな?
じゃあ、暑いのは私だけなのか。
「……ズルい」
「自分の子供になに嫉妬してるの」
「お母さん!」
ビックリした〜。
「っていうか、なんでいるの?」
「昼休みよ。暑いからって、アイスばっかり食べてる子にお昼を作りに帰ってきたの」
ギクッ