第1章 一松くんと私。
社会人になった私は、今医療の専門学校に通っている。
だけど、六子たちはニート。
働かないの?って聞くと、めんどくさいといつも同じ答えが返ってくる。
みんならしいと言ったら、みんならしい。
今でもみんなとは仲が良くて、家によく遊びに行く。
みんなに会いたいっていう気持ちもあるけど、一番は、一松くんと会いたいから。
今日も一松くんの家に遊びに行く。
私の家から一松くんの家は結構近い。
少し古くなったインターホンを押すと、いつものようにチョロ松くんが玄関から出てくる。
「あっ、!いらっしゃい!あがってー」
「うん。お邪魔しまーす」
いつものように今に向かうと、みんな昼間からゴロゴロしている。
あれ?
一松くんだけいない……
「一松くんいないけど、どうしたの?」
「あぁーあいつ?多分猫の餌やりー」
と、だるそうにおそ松くんが答えてくれた。
寝てないで働け。
私は、居間にあるこたつに入る。
やっぱり冬はこたつだよね。
生き返る〜。
「一松兄さんも酷いよねー。せっかくちゃんが来てくれてるのにー」
「いいんだよ、トド松くん」
トド松くんたちは、私が一松くんの事を好きなのを知ってるいる。
多分高校の時から。
それからはみんな、私のことを応援してくれている。
「一松じゃなくて俺にすればいいのに」
「オレはいつでも待ってるぜ、カラ松girl!」
「なに!?セクロス!?セクロス!?」
「女の子の前でやめなさい、十四松!!」
「兄さんたち冗談きつすぎー笑
ねー、?」
「うん、冗談はやめて笑。カラ松くん痛いし笑」
みんなとわいわいしてると、楽しくて仕方ない。
だけど、一松くんがいないと淋しいよ…