第3章 監禁
「こんなの、犯罪みたいなものだよ!?」
「そうかもしれないけど、それほどオレはお前のことを愛してるんだ…。」
「そ、それにここどこなの!?」
「ここ?ここはオレの借りてるマンション」
マンションって、そんなお金どこから来てるの?
まさか一松くん働いてたの?
そんなの知らなかった。
「一松くん、働いてたの?」
「うん、そうだよ。の写真とかあの家に置いておくわけにいかないじゃん?だから、みんなに隠して働いてた」
「なんの仕事してるの…?」
「んー、それは秘密?」
一松くんは、ニヤッとした顔で答えた。
仕事していたのも隠してて、なんの仕事かも教えてくれないなんて…。
一松くん、怖いよ。
あなたが今していることも、してたことも。ら
体がだんだん震えてくる。
私、怯えてるんだ…。
「大丈夫、これからはずっと一緒だから」
一松くんは、私の隣に座ると、頭を優しく撫でた。
これからはずっと一緒……?
それって、ずっとここにいるってことなの?
「ずっと一緒って、私ずっとここに居るの!?
そんなの嫌だよ!!」
私は思わず、一松くんの胸を押した。
「おまえに拒否権はないよ?」
そう言った一松くんの目には光がなく、そのかわりに、狂気に満ちた目だった。
私は、その言葉に何も言い返せなかった。