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まだ世界は終わらない

第2章 帰り道


「あー、授業終わったー」
「ねぇねぇ、美月。今日帰り寄ってかない?」
「ごめん、親におつかい頼まれちゃって。」
「まじか...じゃ、いいや。また今度ね!」
「うん、楽しみにしてるー!」

(やっぱり何も無いじゃない。良かった。)
いつも通り授業は終わり、窓の外に目をやるとちらほらと人が校門へ向かう様子が見えた。ガタガタと椅子の音が聞こえるので、教室からも人が出て行くのに気付いた。
(おつかい行かなきゃ。)
もう慣れているが少し重さを感じる鞄を持ち上げ、私も教室を出ることしにた。
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