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まだ世界は終わらない
第1章 悲劇の始まり
電車の中に戻っていた。
(夢...だったのかな...でも、 )
あまりにもリアルすぎて、夢とは思えなかった。皮膚をなでる生暖かい風、人の息遣いまで、思い出すとゾッとするくらいに繊細だった。
(忘れよう、きっと今日も何もないんだから。)
そう自分に言い聞かせて、学校に向かうことにした。
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