第4章 歩み寄る黒い影
ペルソナside
それから数年後、男は姿を消した。
「ちょっと母さん探してくるね。」
「なんで…別にあんな奴ほっとけばいいのに!捨てたんだよ!僕たちを!」
だが、母親はそんな言葉を聞かずに出ていってしまった。
母親は何日経っても帰ってこなかった。
心配になった少年は外に出て母親を探しに行った。
「…母さん!」
少年は母親を見つけ、駆け寄ろうとした…
だが…
ザクンッ!
!!!!
母親の首は、何者かによって切断された。
少年は何することもできず、その場に隠れてしまった。
母親がヴァンパイアだということがバレたのだろう。
少年はあまりの出来事に動けなくなっていた。
数分後、少年は母親の元へ向かった。
母親はもう既に冷たくなっていた。