第1章 一目惚れ
リヴァイside
俺はアイツを初めて見たときから、壁外調査から帰ってくるのを楽しみにしていた。
あの笑顔が見たくて…
もしアイツに何かあれば、俺は命かけてでも守りたい…そう思える。
名前は?年は?住んでいる場所は?
…
好きな人は?いるのか?
また、次壁外調査から帰ってきたら声かけよう…
そうやって今回も先延ばしにした。
ハ「ねぇ?行かなくていいの?あの子の所…言ってたじゃん!次こそはって!」
リ「…次回はする…」
ハ「そう言ってもう何回目?今行っときな?ほら!」
そう言ってハンジは俺の背中を押した。
かなり強く…
その勢いでアイツの所に行ってしまった。そして…上に乗っかってしまった。
エ「うあっ!」
リ「っ!」
俺は慌ててソイツの腰を掴みこけないように支えた。
リ「!大丈夫か!怪我はしてねぇか?」
エ「は、はひっ!」
驚いたのか声が裏返ってしまったようだ。
俺はそっとソイツを戻した。
リ「名前は?」
もう今聞いとくしかねぇ。
エ「えっと…エレンです!」
エレンか…いい名前だ…