第21章 カークランド家の受難というご褒美 英兄弟
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最後は1番話すけどそこまで好きじゃないみんなご存知くそツンデレ。
「誰がくそだ馬鹿!!」
「うっせぇな耳が痛え」
刺々しい金髪つり気味の大きな翠目。童顔。以上。
身長は俺よりも2cm小さい、もやし。
女男。俺は男女。うるせえ。
家のなかだと1番苦労人。ナメられてるけどなんだかんだ1番可愛がられてる。
それが気に入らない。
ちなみに俺と上の御兄様方が馬鹿やると全部こいつの責任になります。やったねたえちゃん!
しかたねぇだろ、こいつがイギリスだもん。
酒癖の悪さと頭の良さは御兄様方譲りとでもいえば、わかるかな。
俺が欲しいものは全部もってるくせに人一倍ネガティブ。
自分の事を貶して自分で傷つくという特技をもってる。
いらねぇよ、そんな特技。
歳も近いせいか、喧嘩が絶えない。この4人の中で1番殴り合い率が高いかもしれない。
それでもずっと隣にいたから言いたいことはなんとなく察する。やりたいと思ったこともなんとなく察する。
好みは合わないけど。俺テディとか好きじゃない。
こんなんだけど実は元ヤン。トーニョのとこの無敵艦隊倒しちゃった元オラオラ系。
酒の勢いで俺の処女を奪ったのはこいつです。
近視相姦ダメ、絶対。
あれから夜の営みはちょっとだけトラウマ。帝国様は覚えてないみたいだけど。
そんな元ヤンツンデレ野郎が四男 イングランド。
(まあでも、こいつが勝ったから俺がいるようなもんだからな…感謝すべきだよな)
「おっ、ユニコーン!お前久しぶりだなぁ!!あははっ、ちょ、もしゃもしゃすんなって!!ピクシーたちも元気だったか?あっははは!!」
「……」
そんなイングランドに一言。
いい加減女って気付け。