第15章 Germany式クリスマス 普
ギルベルトが去った後も、しばらくは思い出し笑いが止まらず、困った。
そのくらい、彼からプレゼントを貰う機会がほんとに少ないのだから仕方ないだろう。
新品の腕時計を使うのは躊躇うが、彼の要望だ、付けてしまおう。
右手首に付けてみると、慣れない重さに少し落ち着かない。
「…らしくねーの」
俺からは何をプレゼントしてやろうか。
エリザにアドバイス貰おうかな。
腕時計を照らしながら、しばらくそう考えていた。
「…リア充爆ぜて下さい」
「ヴェー、ギルベルト顔真っ赤だったねー」
「兄貴は意外と照れ屋だからな」
「ルートと一緒だねー」
「……」
「…こちらにもリア充がいましたね、」
終われ