• テキストサイズ

【ヘタリア】Jasper Green【短編集】

第8章 Warmth Please 普



「ん?」

「なんでもねぇ…台所借りるぞ」


ぶっきらぼうに返事しつつ、俺の言葉も聞かずに台所へ行ってしまった。


「可愛くねーの」

「お前も人のこと言えねぇけどな…グスッ…痛ぇ…」

「まだ蹴られてぇのか?」

「分かった、俺が悪かったから!!そ、そうだ…今日ゲーム持ってきたんだ、やろうぜ!!」


ギルがカバンから出したゲームは俺がお気に入りのシリーズ。しかもこの前販売されたばっかのものだ。


「…しかたねぇな」

「けっせせ!(あーあぶねぇ死ぬ所だった…)」

「…(ちぎ…ものに釣られてるし)」


台所から漂うガーリックのいい匂いに心を踊らせながらTVゲームを起動させ、カセットを入れる。


「このゲームは初見だけど、シリーズ制覇してっから負ける気はしねぇ」

「ハッ、俺様はお前と違って頭良いから負けねーよ」

「黙れニート」


ちくしょう、ぜってえ負けるわけには行かねぇ。

このシリーズだけではなくオンラインゲームでも大会で上位に入る程の実力はある俺ら。


「勝った方にはデザートやるよ」

「っしゃオラァ殺るぞ!!」

「お兄様のデザートは俺の物!!」

「ロヴィーノの処●女は俺の物!!」

「おいモザイク」


この後、調子に乗った俺の脳天に缶詰が降ってきたのは言うまでもない。


end
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp