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光と闇

第1章 運命の出会い



『はぁはぁ…うっ、痛い
身体中が痛い
どっか休めるとこないかな』


夜の繁華街で一人の青年が息を切らしながら夜の街を彷徨う
彼の名前は銀、年は23くらいだろうか
心も身体もボロボロな彼を街行く人がどんどん過ぎていく
周りを見渡せばバーやクラブ、ホテルが立ち並んでいる
どこか休める場所がないか困っていると同い年くらいの青年が此方に向かって歩いてきた


「お兄さん!どうしたの?
なんか困ってる?」


明るい金髪のお兄さんに声をかけられとりあえずどこか休める場所がないか聞いてみることにした


『あの!ここら辺で休める場所はないですか?
一晩だけでいいので…』
「うーん…ちょっとワケアリっぽいね
あっ、紅!いいところに来た
紅ー!」


紅と呼ばれた茶髪に長身の人が俺のほうに向かってきた
うわー、かっこいい人だなぁ
金髪のお兄さんもかっこいいけどこの人の方がかっこいいような気がする
本人に言うのは失礼だから言わないでおこう


「紅、また女の子泣かせたでしょ?
あの子、相当紅を気に入ってたみたいだよ
優しくしないとダメだぞ☆」
「…オレ、なんでホストしてるんだろ
詩音、代わって」
「あー、でもおれ№2だからなぁ
って本題!このお兄さん、どっか休めるとこないかって」
「オレたちのクラブでいいんじゃないか?
もうすぐ店閉まるけど寮は空いてるし」
「まぁ、確かにそうだけど本音は客がいなくなってラッキーとか思ってるんだろ?」
「当たり前だよ!だってあまり接客したくないもん
お兄さん、オレと一緒に愛の巣に行こうか♡」
「紅…客とお兄さんとの言葉や態度が変わりすぎだろ
お兄さん、おれ達と一緒に来てくれない?」
『いいですよ?』


?を浮かべながらも優しいお兄さん達についていくことにした
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