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兄弟とわたし。

第2章 はじまり







「おはよー」


新学期。



私は高校二年生になった。





朝起きたら既に家には誰もいなかったため、

一人登校。




「なんか疲れてない?」

「そんなことないし!!」



途中友達と会い、

話ながら学校へ。





「そういえばさ、編入生がいるらしいよ。」

「へえ。」



編入生といえば

玲音さんのことだろう。



一体どこからそんな情報がもれてくるのだろうか。





「先輩らしいんだけどさ、」

「うん」

「めちゃめちゃかっこいいんだって!?」




急に友達のテンションがおかしくなる。

まさに興奮している状態だ。




「美桜は興味ないの?!」




あまり私が反応してなかったため、

なぜか責められる。





「うーん、私の知ってる人だし。」

「なに、知ってるの?」

「なんとなくね。」

「なんとなくってなによ(笑)」




本当になんとなくなのだから

しょうがない。




同じ家に住んでるとはいえ

ほとんど喋っていない人だ。




加えて

同居人です、とかは言いたくなかった。









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