第8章 明菜の言葉
明菜『街を歩けばナンパされるわ襲われかかるわ変な男に騙されかかるわ。それに学校でも何度か数え切れない告白。高身長でスタイルの良い身体に綺麗めな小顔。…前々から可愛かったけど、最近痩せてもっと可愛くなった?なんだか色気もあるし…』
『へっ!?』
明菜『まあ親友の私としては心配なわけですよ。…でも、がそんだけ可愛いから女子の妬みがそれくらいで収まってるんだと思えば役得なのかな…』
明菜はそこまで口早でつぶやくと栗色の髪先を指で弄んだ。
「うぅ…」
あまり褒められることに慣れていないから私は恥ずかしくなって顔を隠してしまう。
明菜「これだったらーーーーーだね」
そう言えば…………
この後に言った言葉は何だったのだろう?
言葉が小さいのとチャイムの鐘の音が邪魔して聞くことが叶わなかったその声を反芻する。
…………何だったんだろう?
☼+:;;;;:+☼+:;;;;:+☼+:;;;;:+☼+:;;;;:+☼+:;;;;:+☼+:;;;;:+