第2章 想い
「は、初めまして」
深琴 「初めまして、新垣 深琴っていいます。兄の友達・・・でいいんですよね?彼女ですか?」
誠 「・・・・トモダチだと思う」
深琴 「誠には聞いてない」
「あはは、まあまあ、えっと、私、いつも誠さんにお世話になってます、 って言います。」
深琴 「僕に用があるんでしたよね?・・・なんでしょうか?」
「あの、えっと、・・・・・深、深琴くんに会いたいって人がいるんだけど・・・あってくれないかな」
私が心中、『断られたらどうしよう!?』
とビクビクしながらそう言うと
深琴くんは、まず、「え?」と口からポロリと滑り落ちたような言葉を発した。