第1章 1
会場から出ると真っ直ぐ自宅に帰る友人と別れホテルに帰ろうとすると
神母「あら?奈桜ちゃん」
「おばさん・・・」
神母「浩史のライブ見に来たの?」
「えぇ」
神母「そうだ!良かったら一緒に夕飯食べない?浩史も来るから」
「いえ、そんな」
神母「奈桜ちゃんは相変わらずね。遠慮しないって教えたでしょ」
「あはは。では、お言葉に甘えて。でもいきなり私がいったら驚きませんか」
神母「・・・大丈夫よ。あの子は優しいから」
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それから1時間ほど、おばさんと話しているとおばさんの携帯がなる
神母「浩史、準備出来たって。行きましょ」
ひろ兄達が泊まっているホテルの前に向かう
神「あ、母さんと?」
「えっと」
神母「昔近所に住んでた奈桜ちゃんよ」
「網奈桜です」
神「はじめまして。神谷浩史です」
少し他人行儀な話し方に悲しくなる